辺見庸『もの食う人びと』(角川文庫)に出てくる「慰安婦」の紹介 「悪い人ばかりじゃなかったのよ。私にザボンやマンゴーや砂糖を持ってきてくれた兵隊さんたちがいたのよ」 「ワイノ」という名前だったという。ワイノは「光子」がほかの兵隊といるとじっと待ちつづけ、会えないと翌日も来て待った。しばしば「おれはもう死ぬ」と言った。 彼女はワイノのくれた砂糖を湯に溶かして飲んだ。ほのかに甘い味をいまでも覚えている。 辺見庸 http://d.hatena.ne.jp/rosa41/20070809#p1 荒川龍@スチャラカ
辺見庸『もの食う人びと』(角川文庫)に出てくる「慰安婦」の紹介
「悪い人ばかりじゃなかったのよ。私にザボンやマンゴーや砂糖を持ってきてくれた兵隊さんたちがいたのよ」 「ワイノ」という名前だったという。ワイノは「光子」がほかの兵隊といるとじっと待ちつづけ、会えないと翌日も来て待った。しばしば「おれはもう死ぬ」と言った。 彼女はワイノのくれた砂糖を湯に溶かして飲んだ。ほのかに甘い味をいまでも覚えている。 辺見庸
「悪い人ばかりじゃなかったのよ。私にザボンやマンゴーや砂糖を持ってきてくれた兵隊さんたちがいたのよ」
「ワイノ」という名前だったという。ワイノは「光子」がほかの兵隊といるとじっと待ちつづけ、会えないと翌日も来て待った。しばしば「おれはもう死ぬ」と言った。
彼女はワイノのくれた砂糖を湯に溶かして飲んだ。ほのかに甘い味をいまでも覚えている。
辺見庸
http://d.hatena.ne.jp/rosa41/20070809#p1
荒川龍@スチャラカ