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noharra
誇りをもって
■ 誇りをもって
とかく、戦時中の日本に対して
日本人は、日本軍は悪逆非道のようなことを言われています。
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本当に先人はそんな酷いことをしてきたのだろうか?
私達の中にそんな血が流れているのだろうか?
心配には及ばない。日清戦争以後約40年の日中関係には不幸なことが山のようにあった。しかし決してそれだけではない。わたしたちはそのことも知るべきだ。
日本が最初に占領した満州国の状況を見れば、日本から移住した人々が非常にすばやく中国化したことがよく分かるはずだ。そこでは、いわゆる"五族共和"とまではいかないまでも、一種の鷹揚な政治主張も存在しており、元朝のように人を四つに分け隔てることもなく、清朝のように満人と漢人との結婚を禁じるようなこともなかった。
日本が東北部をコントロールしたのはほんの十数年に過ぎないが、日本が敗戦したときには、ほとんどの日本からの満州移民は中国語を話すことができ、大陸生活にも馴染み、一部の服装や食習憤を除けばほとんど中国人と変わらない生活をしていたのだった。
一般住民同士の衝突も清朝の初期より遥かに少なく、中日間での結婚も決して珍しくなかった。日本が敗戦したとき、多くの移民が、いっそのこと中国に残ることを選択したことや、大量の孤児が中国の家庭で育てられたことは、やはりこの事情を証明しているのではないだろうか。
(略)
日本人は一般に中国文化に対する理解が深く、これを尊重して止まない。日本軍は中国を侵略して、殺人、強姦、略奪など悪の限りを尽くしたが、それでも中国の文化を故意に意味もなく破壊することはなかったし、なかにはかえって保護しようとする者もあったのである。
映画「さらば、わが愛/覇王別姫」のなかで、一人の京劇を熱愛する日本の軍人・青木(モデルとなったのは長谷川という文化担当の将校だとされる)が登場するが、彼の京劇への深い思い入れを疑問視する者はいないだろう。
日本の占領軍は、梅蘭芳、斉白石、周作人などといった文化人を尊重していた。彼らに公職への就任を打診したこともあり、たとえ彼らに拒否されても危害を加えるようなことはしなかった。
そのため被占領区の文学は非常に活気があり、張愛玲などといった優秀な作家も輩出された。被占領区の一人の作家は、抗日ゲリラに参加する青年を主人公にしたストーリーを書いたのだが、.それでも上海で正式な出版が認められているほどなのだ。
秦の始皇帝の行った「焚書坑儒」や清朝の擁正・乾隆帝時代の「文字の獄」、また(われわれの一国共両党政権が行ってきた暗殺を含む作家への迫害、反右派闘争、文化大革命などを考えると、日本の占領区がいかに開明的であったかは明らかだろう。
尊敬や敬慕は同化の第一歩である。日本人は往々にして中国文化への理解が深いと自負している。数多くの映画や文学作品のなかには、多くの日本軍人が中国語を話し、"中国通"を自称している姿が見つかるのだが、これは事実を反映したものである。
文学作品『紅灯記』のなかに出てくる日本の憲兵隊隊長で元医師の鳩山は、専門に中国を学んだこともないのに中国の言語と人情に精通し、機密の暗号を解読するため、まず「宴会を設けて交友」した。
このことからも、一旦、日本が中国を征服すれば、こうした侵略者たちが中国人以上の中国人になることは容易に想像できる。少なくとも、数多の南方中国人よりも中国語の流暢なことは間違いないだろう。
そもそも蒋介石や毛沢東といった、詑りのきつい国共両党のリーダーと鳩山のような日本人を並べ、中国語を学んだ西洋人にどちらが中国人かを尋ねたら、おそらく多くの者が間違えたことだろう。
◆『もし、日本が中国に勝っていたら』 趙無眠:著
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4166605585.html
http://blog.livedoor.jp/asyura2007/archives/50848403.html より
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