日常生活では、どんな店屋の主人でもしごくあたりまえに、ある人が自分がこうだと称する人柄と、その人が実際にどういう人であるのかということを区別することぐらいはできるのに、わが歴史記述ときては、まだこんなありふれた認識にさえも達していないのである。それは、あらゆる時代を、その時代が自分自身について語り、思い描いた言葉どおりに信じ込んでいるのである。 『ドイツ・イデオロギー』
071008

- 作者: 吉見義明
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/04/20
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- 作者: 吉見義明,川田文子
- 出版社/メーカー: 大月書店
- 発売日: 1997/07
- メディア: 単行本
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コモリ某にこれらの本を贈呈する運動をするのもいいかも。あるいは漫画にしないとダメなのだろうか。などとアマゾンのレビューを眺めていて思う。はたまたまともな議論の方法論をそもそも共有できない状況で議論をする意味とはなにか、と思ったり。あるいはこの弱さを高みから俯瞰するというのが宮台的方法論なのだろうけれど、私はそれを認めるべきなのだろうか、と考えてしまうことしきり。認めない、というのはこの荒ぶる目下の地球ではそれがあまりに弱弱しいからダメだ、ということでしかない。上の本が10年前出版ということを考えれば、その後のネットの発達を勘案して情報を上げていくしかないのだな、と改めて思う。
症例1
読む前にしておくことだけ済ませているらしいけど本そのものを読んでいない例。
まずこの本を読む前にしておかなければならない作業がある。
朝鮮人の証言は国連においてもテークノートされる程度の信頼性しかないこと。
朝鮮では売春婦(キーセン)が準公務員であり国から給与が支給されていたこと。
現在の韓国人による売春は日本人には想像も出来ない程一般人に浸透していること。
最初に韓国で従軍売春婦と認定された4人は、売春婦だと名乗り出た9人のうち5人が嘘をついていたとして排除された残りであり、そのうち2人も戦地で売春していなかったこと。
これら諸々をしっかりと頭に入れた上で、さらに当時敵国であったアメリカの従軍売春婦資料を頭に入れ、さらには当時の将軍より売春で稼ぎまくった人がいることを頭の隅に常に置いておく。
男は兵士にされて死に、女は売春婦になった(彼女たちの生還率は95%)。今の倫理でも法でも裁けないことだが、責められるべきはただ一つ。
歴史をねじ曲げる連中である。
歴史をねじ曲げる連中は、いつか歴史によって嘲弄されるだろう。
嘲弄必至の人物の作文を持っているのも、コレクターとしては一つの楽しみである。
嘲弄必至の書籍を買い続けることで廃版にせず、出版社の自浄作用を企図するのは読者の願いである。
あとは一時資料とこの本とを読み比べ、嘲笑するも慟哭するも個人次第だろう。
私は爆笑し、そして語られない、人口比的には半数とされる日本人売春婦に思いをはせた。
なぜ一部の日本人は、いもしない朝鮮人の従軍売春婦にばかり目をやり、たくさんいた日本人売春婦に目を向けないのか。爆笑の後に深い思いが残った。
症例2
証言だけで構成されているわけではないのに、証言の否定→本そのものの否定というありがちなロジック。
ご自分で調べてみるのが一番でしょう。
慰安婦の証言が色々出ていますが、どれもこれも証拠にはなりません。
証言だけが証拠になるのであれば、私も皆さんも犯罪者に簡単になってしまいます。
証言を担保する資料があって始めて証言は有効となります。
因みにこの吉見さんはこの本は嘘だという事を認めていますしね・・・・
昔朝日新聞が軍の関与を示した証拠というのが有りましたが、
一読してみる事をお勧めします。
ある方向に持っていきたいのが良く解ります。
症例3
漫画でしか実感を得られない症状。漫画と比較というのがそもそも字義どうりの無理。
著者は、被害者集めや慰安婦裁判をしている市民団体側の学者である。
小林よしのり著『戦争論2』の「総括・従軍慰安婦」と比較して読んでみるとおもしろいだろう。
約50万部売れた本である。
症例4
自尊心に都合のいい部分しか認められない症状。つーか、また思うけどそもそも読んだのかね。
軍の強制は無かった、しかし広義の強制があった。
それを言うなら第一次世界大戦後ドイツでは多くの女性が体を売り敗戦後の日本には米兵にぶら下がるパンパンがいた。それは時代の貧しさに原因があるのであって国や軍人の加害責任など無いのだ。慰安婦の語り部に同情はできてもそれは可哀想な売春婦の話でしかない。
症例5
国粋主義者。体制翼賛以外はみとめません、ってスゴイよな。
このような歴史や科学とほど遠い、反日プロパガンダの偽書が出版され続けていることが不思議です。
岩波は「紫禁城の黄昏」でも日本に有利な部分の翻訳を削除している前科があるが、このような反日プロパガンダを平気で出版することに出版人としての誇りはどこに捨てたのだろうか?
症例6
似非科学者。職業科学者の私がいうのだから、まちがいがない。そもそも新書に論文レベルの話を要求するのか。ブルーバックスを絶版にしろ、というような話である。
この本の致命的な失敗は、既に歴史的に否定された慰安婦狩りをそのまま書いていることと、いわゆる被害者の側の証言をそのまま検証もせずに載せていることである。
「この女性の証言から考えて、こういう形態で慰安婦になったと思われる」というのは分析でもなんでもなく、科学的な視点を持った側からすれば、ただの夢解きに過ぎない。
強制連行されたという元慰安婦の証言があるならば、せめて、それが「いつ、どこで」行われたかを詳細に詰めるべきだし、最低限、「そこに日本軍の兵士が居たかどうか」を明らかにすべきである。
日本軍の部隊の「管轄地域」であったというのでは不十分で、実際に連行した小隊は何か、まで特定できなければならない。
この程度の本が堂々と歴史検証本として出版され、それに従って政府が「お詫び」をし、貴重な日本の財政的資源を「償い金」と称して海外に流出させた事実が、この国の「民度」を端的にあらわしている。
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Iris Changの"The Rape of Nanking"の日米アマゾンのカスタマー・レビューは、もっとはっきりと「読んだ者のレビュー」と「読まないのに批判するだけの者の戯言」の差を反映してると思います。