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kmiura
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インフレはあった。その原因はまだわからない。 (ex-7)
インフレの定義は、ものの値段が継続的に上昇するような状態、あるいは同じことですが、通貨の価値が減少すること、とです。だとしたら、林さんがScopedogさんのサイトにアップしてくれた物価指数の経時変化を参照にすれば、インフレが日本軍占領下のビルマで起きたことは十分に示されています。ましてやその物価の上昇ぶりを眺めたら、物価が異常な勢いで上昇していくハイパーインフレと呼ぶにふさわしい状況です。
もちろん、そのインフレが日本の軍票や南発券によってもたらされたのかどうか、ということはまた別の議論になります。一方で日本が無制限に発行した膨大な紙幣というのも平行した事実であり、インフレと紙幣の供給量の間のよくしられている関係から考えて、因果関係はいかにもありそうです。その間の因果関係がある、というにはより詳しい分析を必要とするのかもしれませんが、これはどこかにきっと詳しい本がでているでしょう。植民地政策や経済学の人にとっては実によい失敗モデルでしょうから。まあ、そんなわけもあって、私は軍票とインフレの間の詳しい話を急いでしる必要はなく、年末にでも読もうと思っています。
というわけで、ビルマでインフレがあったかどうか、という点をこれ以上追求するのは私にとっては不毛です。それよりも、こうした通貨の価値が不安定な状況下にあったなかで、そのインフレのまっただなかにいた兵士達や慰安婦たちの懐はどうなっていたのか、給与や送金のシステムはどうなっていたのか、ということを知りたいと思っています。軍事郵便貯金等特別処理法(昭和二十九年五月十五日法律第百八号)やその審議過程の議事録から私は「慰安婦は高給取りではなかった」という結論をとくに文玉珠さんに関しては得ましたが、これはたまたま文玉珠さんに郵便貯金がありその詳細が公開されていたから、という特殊な事情があります。もうすこし一般的に生活背景を知るには、繰り返しになりますが、インフレ下にあるなかで、(1)給与(2)貯金(3)送金がどうなっていたのかを知る必要があります。
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55インフレはあった。その原因はまだわからない。 (ex-7)
kmiura
2007/06/03 01:31:35
インフレの定義は、ものの値段が継続的に上昇するような状態、あるいは同じことですが、通貨の価値が減少すること、とです。だとしたら、林さんがScopedogさんのサイトにアップしてくれた物価指数の経時変化 ...
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