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zames_maki
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Re:映画「蟻の兵隊」で慰安婦を知る
この映画で証言する元「慰安婦」はリョウ面換さんです。
彼女は、山西省から名乗りをあげた元慰安婦のグループの一人であり、例えば「黄土の村の性暴力」で研究者の調査を受け証言を行っている一人ですし、雑誌「DAYS JAPAN」の6月号で100人の元慰安婦の一人として写真を見ることができます。
書物で知る彼女の証言はただ悲しい暴力の経歴だけで、正直悲惨なだけですが、映画の中でその表情を見ながら話を聞くとだいぶイメージが違います。それは、彼女が自分が「乱暴された」という瞬間の「簡潔さ」にあったように感じました。
泣く訳でもないし、怒るわけでもありません、しかしその簡潔さは断固とした怒りと自分の哀しみを噛みしめているように感じました。そう彼女は自分が乱暴されたと言うたびに悲しい思いを、繰り返しているように見えたのです。
そして、その後の許しの言葉も、彼女の受けた乱暴のひどさを思えば驚きです。60年前には日本軍兵士として山西省にいた奥村和一を前にしても、彼女がただ悲しげで優しいことに驚きます。元慰安婦婦の中には60年たっても男性に近づかれることを怖がる人もいると聞きます。また同時に兵士であった奥村和一の方には山西省に赴くに当たって、中国人に殴られることを覚悟していました。そして実際に撮影の中では、殴られるまではなくともそうした摩擦はあったそうです。
しかしリョウ面換さんは、奥村を許していた。それは恐らく、日本人による調査が行われ彼女らの存在が、その村落でも、中国国家としても認められたからでしょう。おそらく彼女が、初めて証言する時はこの様ではなかったでしょう。これは実は別の映画「ガイサンシーとその姉妹たち」で明らかにされていきます。
映画は裁判でも研究でもないので、慰安婦を否定する人へのいわゆる「証拠」にはなりません。しかし映画には写真や文字とは違った情報を我々に与えてくれます。そしてそこから納得する人も多いのは事実です。この映画の元「慰安婦」リョウ面換さんの短いシーンにも、そうした違う意味での説得力があったように思います。
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5Re:映画「蟻の兵隊」で慰安婦を知る
zames_maki
2007/06/13 23:18:23
この映画で証言する元「慰安婦」はリョウ面換さんです。 彼女は、山西省から名乗りをあげた元慰安婦のグループの一人であり、例えば「黄土の村の性暴力」で研究者の調査を受け証言を行っている一人ですし、雑誌「 ...
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