日常生活では、どんな店屋の主人でもしごくあたりまえに、ある人が自分がこうだと称する人柄と、その人が実際にどういう人であるのかということを区別することぐらいはできるのに、わが歴史記述ときては、まだこんなありふれた認識にさえも達していないのである。それは、あらゆる時代を、その時代が自分自身について語り、思い描いた言葉どおりに信じ込んでいるのである。 『ドイツ・イデオロギー』
071205
■ [media] コモリ氏の藁人形作成

さてこうした経緯で採択されたカナダ下院の慰安婦決議をみれば、米国議会のそれと同様の内容であり、枠組であることが明白となる。つまり以下の趣旨だということである。
「日本の軍や政府が政策として組織的に20人以上の若い女性を強制徴用し、性的奴隷として、日本軍将兵のレイプの被害者とし、しかも戦後の日本はその行為に謝罪をしていない――」
こんな断定が事実に反することは、これまた明白である。しかし日本政府は、今年7月に米国議会からそんな断定を突きつけられても、反論も抗議もしなかった。米国議会でそう断じる糾弾の決議を採択されても、当時の安倍政権は謝罪こそしなかったが、「残念だ」という簡単なコメントを出しただけだった。否定も抗議もしなかった。だから日本を非難する側にとっては、好ましい状態だったはずだ。
”外交弱小国”日本の安全保障を考える 第63回 慰安婦決議、カナダやオランダも ~ やまない日本糾弾 / 国際問題評論家 古森義久
http://s02.megalodon.jp/2007-1205-1732-50/www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/i/63/index2.html
太字強調引用者。20人というのもなかなかの間違いではあるが、二十万人としてもそのような内容がカナダ下院の決議のどこに書いてあるのか、教えて欲しい。おそらくロイター配信の記事だけ見て、決議を読んでいない。結果としてこのような捏造記事になる。
[追記] 決議の日本語訳はコチラ -> 日本マスメディアのカナダ下院「慰安婦」公式謝罪要求動議に関する報道が、変 @13日の水曜日
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自分の言葉や思い込みが強すぎて、動議も冷静に読むことさえできない(というか、古森さんは動議の案文を読んでないに一円五十銭!)。困った国際問題評論家さんですね。