史学における証言の価値・意味 RSSフィード
 

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3olinolin   2  Re:Re:史学における証言の価値・意味

noharraさん

はじめて投稿させていただきます。

少々疑問に思ったのですが、慰安婦の「証言」と、九条兼実の「記録」を

同列に扱うということは可能なのでしょうか?

問題の性質をいえば、『玉葉』の記述は過去の問題を扱ったものであり、

現代的な性質を持った慰安婦のそれとはまったく違うといっていいと思います。

仮に、両者を歴史学上の問題として同列に扱うにしても、証言がそのまま資料になるわけではありません。

実際の状況から、疑問に思われる点、他の資料との符合が存在しない場合には、当然それを補強する資料が必要になります。

その結果、おそらくはこれが大まかな真実であろうとされたものを一応の学説として、

その後の分析、調査によって真偽を確かめていき、それが覆れば学説も当然変化します

(これは最近日本史で、肖像画の人物が誰なのかでもめていることからもわかると思いますが)。

また、当時の人間の記述だからといってまったくそのままに信用できないことは、

小瀬甫庵の『太閤記』が、最近の研究では資料としての価値が疑われているにも関わらず、

長いこと戦国史の研究で重要視されていたことからもわかります。

例え、当時の人間の記述だからといって、それは普遍的なわけでもありませんし、

当然新しい資料が発見されれば、現代の研究の基礎とされている定説が覆ることもあるでしょう。

さて、慰安婦の問題に関してなのですが、まず最大のポイントは、それが現在も政治問題として、

もっぱら韓国の側から提起されているものであり、証言をしている人間も、韓国慰安婦体験者の方が

多いことにあります。

韓国は現在も日本に対して反日教育をおこなっている国であり、

日本統治地時代に、反民族的な行為をおこなったとされる人間を親日派と呼んでいるだけでなく、

最近では国が子孫の財産を返還させるという異常な行動をおこなうにいたったのはおそらく御存知でしょう。

これは、まず第一にかつての日本が彼らにとっての絶対悪であり、現在でもそれがアイデンティティ

構成要素として極めて重要な位置にあることを示していると思われます。

そのような状況の中で、慰安婦問題を純粋に歴史学上の問題とすることは、事実上不可能であり(相手と共通の認識を持つという前提において)、

あえておこなうにしても、少なくとも現在の韓国人慰安婦体験者の証言には、相当に懐疑的でなければなりません。

そして何より慰安婦の方々の証言が、あまりにも不正確なことはほぼ致命的な要因でしょう。

アメリカ下院議会で証言をおこなった李容洙氏は、おそらく韓国人慰安婦の中でも相当に信頼されている

人物であると思われるので、彼女の証言を確認したいと思いますが、彼女の証言は私が知っている限りでも

数回変わっています。

韓国の李容洙さん(74)は、十四歳で銃剣をつき付けられて連れてこられたこと、拒むと殴られ、電気に>よる拷問を受けて死にかけたことなどを話し、「私は歴史の生き証人として今、生きている。この法案が審>議され、成立することを望む」と語りました。

新聞赤旗

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-06-26/13_0201.html

>李さんは「私は15歳の時に拉致された。まわりの女性は誰も売春婦のようにはお金をもらっていなかっ

>た」と訴えた。安倍首相が宿泊する迎賓館ブレアハウス前まで足を運び、「謝れっ」。デモに参加した米国

>人男性は「日本の政治家は歴史を書き換えようとしているのか」と語った。

アサヒ・コム 2007年04月27日12時36分 (web 魚拓

http://megalodon.jp/?url=http://www.asahi.com/politics/update/0427/TKY200704270157.html&date=20070427151126


>28日午後、米ハーバード大学ケネディー・スクール(行政大学院)の講義室。さまざまな人種の聴衆約100人

>が見守る中、時には感情を抑えきれず絶叫に近い声を上げる高齢の韓国人女性の話に耳を傾けた。16歳の時

>に強制連行された後2年間、日本兵の「慰安婦」をさせられたイ・ヨンスさん(79)は、ハーバード大の学生

>の前で同日、当時の「地獄の日々」について証言した。1944年に強制連行された後、繰り返し受けた無差別

>な暴行・強姦・拷問の悪夢を60年以上経った今でも忘れることのできないイさんの叫びに、聴衆は嘆き、目

>頭を熱くした。

朝鮮日報

http://www.chosunonline.com/article/20070430000025

正直申し上げて、ここまで証言の内容が一貫していないものを資料かどうかといわれても、

困るしかないのですが?

もしも、この中から比較的に整合性があるものを取り出して論じたとしても、それはもう

歴史ではなく、単なるこじつけでしょうね。

玉葉』の場合、今後内容が書き直される可能性はありませんが、慰安婦の証言はどうなのか、

逆にいうと非常に楽しみでもあります。

少なくとも、私にはあなた方のいう歴史学とはどういうものかよくわかりませんが、

その目的が、歴史に善悪を求めるのではなく、あくまでも真実の追求にあるのであれば、慰安婦問題に関しては

証言以外の証拠が出るまでは、迂闊に証言を信じないほうがいいと思われますが、どうでしょうか。

以上、長文失礼しました。

返信2007/06/08 17:53:22
  • 3Re:Re:史学における証言の価値・意味 olinolin 2007/06/08 17:53:22
    noharraさん はじめて投稿させていただきます。 少々疑問に思ったのですが、慰安婦の「証言」と、九条兼実の「記録」を 同列に扱うということは可能なのでしょうか? 問題の性質をいえば ...
    • 4Re:Re:Re:史学における証言の価値・意味 zames_makizames_maki 2007/06/09 00:07:02
      olinさんへ 慰安婦の証言については専用スレッドができたようなので、そちらで議論ください。 あなたの考え違いが徹底的に明らかになると思いますよ。楽しみです。