45:
nagaikazu
38
戦争前の南方各地における貨幣流通量(追記あり)
『日本金融史資料 昭和編』第30巻に収録の
「東亜共栄圏内諸地域通貨等ニ関スル参考資料」日本銀行調査局昭和17年6月
に、戦前の南方各地における貨幣流通量が記載されていますので、ご参考までに紹介しておきます。
戦争前の南方各地における貨幣流通量
これによりますと、マレーは、通貨流通高が、1938年末で、105百万海峡ドル、1939年末で126百万海峡ドルでした。
なお、マレーの貨幣発行準備高は不明です。
次ぎに英領ボルネオ(北ボルネオ)が、流通高1938年末1.3百万海峡ドル、41年末不明、準備高はマレーと共通で不明。
蘭印(ジャワとスマトラ)が、流通高1938年末197百万グルデン、41年末260百万グルデン、準備高は41年末で336百万金グルデン。
ビルマは、流通高1938年末77百万ルピー、41年末182百万ルピー、準備高は41年末で16百万ポンド(当時のポンド、ルピーのレートで計算すると、約13百万ルピーとなります)。
フィリピンが、流通高が1938年末で139百万ペソ、41年末で175百万ペソ、準備高は41年末で158百万ペソ。
この数字とすでに紹介した南発券の発行高を比較してみると、マレーでは、昭和17年12月で1939年末の流通高を超える額の軍票が発行されており、以下
北ボルネオでは17年12月
スマトラ+ジャワでは、18年12月に1941年末の流通高をこえ、
ビルマでは18年3月
フィリピンでは18年6月
ということになります。
【追記】2007年6月9日21時25分
scopedogさんのブログの下記エントリ「日本軍侵攻前の通貨流通量」
http://ameblo.jp/scopedog/entry-10036010761.html
によれば、シンガポール陥落後の時点で、日本側の試算では、1942年2月16日時点での海峡植民地での紙幣発行高は2億2千万海峡ドル、そのうち流通高は2億1千万海峡ドルだったそうです。
scopedogさんのネタもとは、神戸大学の新聞記事文庫で、大阪朝日新聞 1942.3.23(昭和17)の記事だそうです(同文庫東南アジア諸国(10-039))
1943年6月時点での在来通貨と軍票・南発券の流通高
また、同じ『日本金融史資料 昭和編』第30巻には、
日本銀行調査資料
「南方占領地経済対策ノ現状ニ就イテ」日本銀行昭和18年10月15日
という資料が収録されており、以下の表が掲載されております。
■ 総軍管下地域別通貨流通高(昭和18年6月末現在)
(単位:千ドル・千グルデン・千ルピー)
| 地域 | 在来通貨 | 軍票・南発券 | 計 |
|---|---|---|---|
| マライ | 213,000 | 221,000 | 434,000 |
| 北ボルネオ | 13,000 | 12,000 | 25,000 |
| スマトラ | 90,000 | 84,000 | 174,000 |
| ジャワ | 514,000 | 87,000 | 601,000 |
| ビルマ | 160,000 | 315,000 | 475,000 |
| 合計 | 990,000 | 722,000 | 1,712,000 |
フィリピンについては、18年3月時点で、
在来通貨 100,000 軍票・南発券 130,000 合計230,000 いずれも千ペソ
だそうです。
ジャワでは在来通貨が圧倒的であり、マレーと北ボルネオとスマトラでは両者がほぼ同額、フィリピンでは軍票・南発券がややうわまわり、ビルマでは軍票・南発券が在来通貨をうわまわっていることがわかります。だいたいこの順序で物価騰貴が激しくなります。
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45戦争前の南方各地における貨幣流通量(追記あり)
nagaikazu
2007/06/09 21:22:13
『日本金融史資料 昭和編』第30巻に収録の 「東亜共栄圏内諸地域通貨等ニ関スル参考資料」日本銀行調査局昭和17年6月 に、戦前の南方各地における貨幣流通量が記載されていますので、ご参考までに紹介し ...- ├
65Re:戦争前の南方各地における貨幣流通量
lunakko
2007/06/09 00:36:36
永井教授、資料の提示だけでなく、私の質問にも答えていただけませんか? 質問は、 http://ianhu.g.hatena.ne.jp/bbs/14/5 http://ianhu.g.haten ...- └
79Re:Re:戦争前の南方各地における貨幣流通量
ni0615
2007/06/09 15:29:00
よろしくお願いいたします。 よろしくお願いいたします と先生の答えが欲しかったら、誹謗中傷文を取り下げることが先だね。
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79Re:Re:戦争前の南方各地における貨幣流通量
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74Re:戦争前の南方各地における貨幣流通量
lunakko
2007/06/09 12:42:19
永井教授、こんにちは。 昨日提出していただいた資料で、とても興味深い点が2点ほどありました。 一つは、ビルマにおいて、もう一つは、フィリピンについての箇所です。 あなたの提示した資料より ...- ├
81誹謗中傷文を取り下げることが先
ni0615
2007/06/09 15:49:08
永井教授、こんにちは。 昨日提出していただいた資料で、とても興味深い点が2点ほどありました。 一つは、ビルマにおいて、もう一つは、フィリピンについての箇所です。 あなたの提示した資料より抜 ...- └
84Re:誹謗中傷文を取り下げることが先
lunakko
2007/06/09 19:55:04
だめだよ、ニセモノの猫なで声をだしたって、 先生の答えが欲しかったら、誹謗中傷文を取り下げることが先でしょうが。 事実を書いたまでです。 教授に言われるならともかく、あなたに言われる筋 ...
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84Re:誹謗中傷文を取り下げることが先
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88貨幣数量説とSNA
inuda_one
2007/06/09 23:32:15
今日は酔っ払っているので軽い指摘にとどめておきます. 貨幣数量説 貨幣数量説はおそらく経済学における貨幣と価格の関係に関する最も古い考え方です.その意味は狭義には「貨幣供給量に比例して物価 ...- └
89Re:貨幣数量説とSNA
nagaikazu
2007/06/10 00:53:27
inuda_oneさん、こんばんは。 貨幣数量説はおそらく経済学における貨幣と価格の関係に関する最も古い考え方です.その意味は狭義には「貨幣供給量に比例して物価水準が決まる」ですが,そのよう ...- └
90Re:Re:貨幣数量説とSNA
lunakko
2007/06/10 17:57:07
MV=PTを占領前、2.6mV´=9PT´を占領後とし、「P=Pである」、つまり価格水準が同じである為には、M=2.6/9mとなりM≠mとなり、m=9/2.6M ≒ m=3.5となります。 追記:m ...- └
91数式まちがっていますよ。
nagaikazu
2007/06/10 12:51:49
MV=PTを占領前、2.6mV´=9PT´を占領後とし、「P=Pである」、つまり価格水準が同じである為には、M=2.6/9mとなりM≠mとなり、m=9/2.6M ≒ m=3.5となります。 ...- ├
92永井先生へ
yamaki622
2007/06/10 13:30:32
永井先生は私に「もうlunakkoさんは相手にしない」と仰ったはずです。嘘だったのでしょうか。いつまでみんなでこんなこと繰り返すつもりなのですか。 - └
93Re:数式まちがっていますよ。
lunakko
2007/06/10 17:59:14
ビルマにおいては、1941年12月から1943年6月までに、貨幣流通量が182百万ルピーから475百万ルピーに増加しています。2.6倍の増加です。 貨幣数量説では貨幣流通量が2.6倍になった時 ...
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92永井先生へ
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91数式まちがっていますよ。
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90Re:Re:貨幣数量説とSNA
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89Re:貨幣数量説とSNA
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81誹謗中傷文を取り下げることが先
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65Re:戦争前の南方各地における貨幣流通量
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