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zames_maki
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ジェンダーに関する認識、仕方ないのか?
noharraさん、こんにちわ。
「歴史と責任」シンポジウムのレジュメを書こうと思ったのですが、その前に・・
>「ナヌムの家」という映画を見られたことがありますか?
私は元慰安婦に会ったこともありますし、慰安婦を「使った」事のある人の話を聞いたこともあります。
さて、あなたの言う「元慰安婦さんたちの実存」とは何でしょう?文脈からはそれは、今平穏に生活している事を指しているように見えます。しかし私の会った元慰安婦は、普段は平穏に生活していますが、けして60年前の自分への犯罪を忘れていないし、自分へのおぞましい刻印を消したいと本当に必死に訴えていましたよ。これに対して使った人は、普段は旧日本軍と天皇への批判を繰り返す人であるにもかかわらず、自分がそれを「使った」事を悪いと思うどころか、きかれるまで意識さえしていませんでした。
私の専門の一つは人間研究ですが、人は平穏に生きていても、その内側に多くの恨みや悲しみを抱え、時にそれが精神的症状として表れるのは、現在ではみなさんもよくご存知のはずです(例えばPTSD、神経症、解離性人格障害)。そういう知識を踏まえた上で人間観察の専門家として言えば、元慰安婦たちが平穏に生活していても、それが彼女たちの「実存の大部分」であるとは、とても言えないと思います。(実存という言葉も人間研究の中にあります、念のため)
加えて、私の意見が元慰安婦の実存の大部分を無視する、とは意味が判らない。もしバウネットジャパンの訴えているように日本国がその責任を認め、謝罪し、賠償すれば、彼女たちの精神的苦痛の源は取り除かれ、かつ目の前の生活も改善される。その結果は「生の根底に巣食う問題を解消したい」という実存をより発展的に自己実現させこそすれ、実存を無視する部分は一つもないと思いますよ。
>あなたに賛同するコメントはただの一つもありませんでしたよ。
あなたは私に反対ではないでしょう。ただバウネットジャパンを信頼できないだけでしょう。
バウネットジャパンが信頼されない理由は、「ジェンダー」のためでしょう、それは何か?具体的にどういう事か?説明するのは大変です。ですので私は、シンポジウムへの参加を促したのです。また私は理解されないのは「仕方がない」と書いたのです。しかし慰安婦問題を真面目に考えれば、仕方がないでは済まされません。
noharraさんは「歴史と責任」を読みましたか?この中では米山リサ氏の論考が、ジェンダーに直接言及していますね。そしてそれが既に議論をよびそうなものです。そうした状況が判れば、
・・・そもそも、「敗北とは何?」となります。そもそも、未だに「女は男に従うべき」という考え方が強く「過去に厳しい女性への差別が存在したことなど問題ではない」という日本では、ジェンダー正義が勝利したことなどあるのでしょうか?(従ってバウネットジャパンが広く信頼される基盤などあったのでしょうか?)
>一定の敗北は敗北として認める方がよい
まず書いておきますが、私は自分の意見を書いただけで議論は始まったばかりです、ですから当然敗北もしていません。その上で、上記のジェンダーへの無関心や慰安婦への知識不足が日本の常識であれば、同調者がいないのはなんら不思議ではない。私が参考書をあげたのは、私の参考書の分類自体がジェンダーの点からそして他の観点から不十分にも関わらず、なんらコメントがなかった、というのが一つの意味です。ああ、慰安婦を論じようとしても、こんなにもジェンダーに、そして他のシビアな観点に無関心なのか、と感じた次第です。
>「大東亜戦争当時における慰安婦」に対する日本の責任を否定あるいは切り下げようとする政府や諸勢力に反対する
まったく同意見であります。
しかし、今の日本の社会は、・・・「慰安婦に酷い事をしたのは、まあ確か、だろうが、A:アジア基金である程度補償もした、B:裁判でも勝ったし日本政府が今更責任を認めたりする事はありえない、C:バウネットのように文句ばかり言うのではなく軟着陸すべき=和解すべきだ、D:まあ慰安婦問題は大筋終ったこと。」という状態ではありませんか?
これに抗する動きは、まさにバウネットジャパンのような主張になるように思いますが。どうでしょう?
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36ジェンダーに関する認識、仕方ないのか?
zames_maki
2008/08/03 12:34:55
noharraさん、こんにちわ。 「歴史と責任」シンポジウムのレジュメを書こうと思ったのですが、その前に・・ >「ナヌムの家」という映画を見られたことがありますか? 私は元慰安婦に会ったことも ...
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