日常生活では、どんな店屋の主人でもしごくあたりまえに、ある人が自分がこうだと称する人柄と、その人が実際にどういう人であるのかということを区別することぐらいはできるのに、わが歴史記述ときては、まだこんなありふれた認識にさえも達していないのである。それは、あらゆる時代を、その時代が自分自身について語り、思い描いた言葉どおりに信じ込んでいるのである。 『ドイツ・イデオロギー』
070516
■ [documents][mapping]小野田寛郎の証言(キーワド化予定)

http://www4.airnet.ne.jp/kawamura/enigma/2005/2005-01-16-onoda_ianhunoshoutai.html
時間:昭和14年春から17年夏まで(1939-42年)
証言者: 商社員
時間:昭和17年夏から18年春まで(1942-43年)
場所:中支の江西省南昌
証言者: 「初年兵教育が終わって作戦参加、次いで幹部候補生教育、途中また作戦」外出はなし。
■ [mapping][documents][EastTimor]ポルトガル領ティモールにおける元慰安婦・軍医の証言(キーワード化予定)

時間:1942年から1945年
場所:ポルトガル領ティモール
証言者:元慰安婦、軍医
ポルトガル領ティモール全土に設置された。関係者の証言や東ティモールに駐留した部隊の記録によって現在までに確認された慰安所の所在地は、ボボナロのメモ村、ウアタ村、マロボ村、オアト村、バウカウのティリロロ村、アイレウ、サメのキラス、クレディリ、アラス、オッス、バギア、アビス、ラウテンそしてディリ
http://www.asahi-net.or.jp/~ak4a-mtn/news/quarterly/number3/sexslavery3.html
- エスメラルダ・ボエさんの話
- マルタ・アボ・ベレさんの話
- マロボ慰安所
- エルメネジルド・ベロさんの話
- ティリロロ慰安所
- クレメンティーナ・カルドゾさんの話
- ズマライ
- リム・ファ・ニエさんの話
- アイリウ
■ [memo][documents] 吉田清治

1977年 『朝鮮人慰安婦と日本人』。第二次世界大戦中に日本軍人が朝鮮の女性を強制連行し慰安婦にしたと証言。
1983年 いわゆる従軍慰安婦問題の発端となった「私の戦争犯罪」を出版。
後に現地で聞き取り調査を行った秦郁彦や、吉田に面接をした上杉聰、吉見義明よって、その証言の確証性を否定されている。
(軍の関与否定派・肯定派双方から史料価値を疑われている。)
「慰安婦」は商行為か?---「慰安婦」問題の真実--- 上杉 聰
”朝鮮人女性の強制連行”の客観的証拠がない、という主張がなされる際の悪例として挙げられることが頻繁にある。
■ [keywords] キーワド化の予定(済) 陸支密第七四五号

同一資料に関しての解釈が二つに分かれる例
軍慰安所従業婦等募集ニ関スル件
陸支密
支那事変地ニ於ケル慰安所設置ノ為、内地ニ於テ之カ従業婦等ヲ募集スルニ当リ故ラニ軍部諒解等ノ名儀ヲ利用シ為ニ軍ノ威信ヲ傷ツケ且ツ一般民ノ誤解ヲ招ク虞アルモノ或イハ従軍記者、慰問者等ヲ介シテ不統制ニ募集シ社会問題ヲ惹起スル虞アルモノ或イハ募集ニ任スル者ノ人選適切ヲ欠キ為ニ募集ノ方法、誘拐ニ類シ警察当局ニ検挙取調ヲ受クルモノアル等注意ヲ要スルモノ少カラサルニ就テハ将来是等ノ募集等ニ当リテハ派遣軍ニ於テ統制シ之ニ任スル人物ノ選定ヲ周到適切ニシ其実施ニ当リテハ関係地方ノ憲兵及警察当局トノ連繋ヲ密ニシ、以テ軍ノ威信保持上並ニ社会問題上遺漏ナキ様配慮相成度依命通牒ス
(軍慰安所従業婦等募集の件
陸軍省副官から「中国北部方面軍および中国中部派遣軍」参謀長宛ての通牒
日中戦争地(=中国)に慰安所設置をするため、内地(=日本国内)においてその従業婦を募集する際に、(1) ことさらに軍部了解などの名目を利用して、軍の威信を傷つけ、また一般人の誤解を招く恐れがある者。(2)あるいは従軍記者、慰問者などを通して軍部の統制が及ばない状況で募集し、社会問題を引き起こす恐れがある者。(3)あるいは従業婦募集に不適切な者がその業務に当ったために、誘拐まがいの募集手段を用い、警察当局に検挙され取調べをうける者も現れるなど、注意を要する者が少なくなかったことについて、今後、(i)これら(=軍慰安所従業婦)の募集などに当たっては派遣軍が統制すること。(ii)これ(=直接的な募集行為)を任せる人物の選定を手落ちがないよう適切に行うこと。(iii)その(軍慰安所従業婦の募集)の実施に当たっては関係地方の憲兵及び警察当局との連係を密接にすること。以上、日本軍の威信保持、並びに社会問題上、手落ちのないように配慮するよう依命通達する)
※カッコ内は山木による現代語訳。
※(1)~(3)、(i)~(iii)の番号挿入は山木による。
「軍慰安所従業婦等募集に関する件」は、軍が強制連行を取締まった証拠だという嘘
http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20070511/p1
「軍慰安所従業婦等募集に関する件」
昭和13年 「陸支密大日記 第10号」 レファレンスコード:C04120263400 (http://www.jacar.go.jp/)
解釈
http://members.at.infoseek.co.jp/ash_28/ca_i01.html
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~knagai/works/guniansyo.html
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070304/p1
http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20070511/p1
下記は「軍による規制があった証拠」という小林流の解釈を繰り返している例。
「資料発掘」されたものの、それは、軍が強制的に慰安婦狩りを行ったものではなく、悪質な業者の排除を通達したもので、「軍が良い意味で関与した」という結論が出て論争に終止符が打たれるはずでした。しかしながら、そうはさせまいという勢力と、日本政府の不作為により不毛な論争が続いています。
http://tururinrinn9614.seesaa.net/article/37446859.html
オリジナル書類の写真
■ [impression][arguments]

この三ヶ月ぐらいのいろいろな議論を見ていて、歴史上の事件に関する論争のカタをあるていど研究できるのではないかと思った。つまり、なんどもおなじような誤解と思いこみで反論があるのであれば、あるていどそれにたいする一定の対処法を用意するのがいいんじゃないかなあ、とか。もうすこし抽象的にはモラル・リアリズムみたいな戦略をとること、とか。証拠を出せ、証言なぞ信じられるか。とかごねる人間に対して有効だろう。
moral realism
http://plato.stanford.edu/entries/moral-realism/
→ 日本語だと解説がないんでよんでいないけど一応リンク。